ヒトイキル

ココロの声をそのままにつらつらと。

日常の効用

仕事に追われる。抱えこむ。忙殺される。

朝起きて仕事に行き時計は一周し帰宅。お酒を飲んでいい具合に曖昧になった状態で寝る。そんな日々がしばらく続くと荒む。今日は何もしないと決めて着替えもせず、ひきこもろうと決める。わたしにとってバランスは最優先事項で、ここが崩れるとよろしくない。

だが、ゴロゴロとぼーっとしても思考は止まらない。あれこれ同時進行している案件が浮かぶ。約束した電話が来ないのも気になる。卑屈になる。思考をとめるには黙々と作業をするのが一番だ。言葉をひろわないようyoutubeで洋楽をかけながら、食器棚を片づけシンクを磨く。コンロを磨く。冷蔵庫を掃除し、ある材料で料理を作る。コートにブラシをかける。コーヒーを挽いて淹れる。いつもより少しだけ丁寧に日常を過ごす。それこそが荒んだ私に余白をもたらす。そんなタイミングで携帯が鳴った。待っていた電話。抱えていることを話す。愚痴りながら弱さも出せる。聞いてくれてる安心感。わかってくれてる安心感。共有できる相手。あーだこーだと言いながら一緒に考えてくれる人の存在は大きい。また少し余白がうまれてやさしくなれる。またがんばれるかな。