温度
温度のある言葉がすきだ。
思いがのってる言葉には温度がある。
温もりや温かさやさみしさや悲しみさえも
言葉に乗って温度となって伝わる。
内側から溢れ出た言葉にはチカラが宿っているのだ。
ぎゅーっと胸を締めつけられるくるしみも
心がとけていくようなやさしさも
チクンと刺さる痛みも
言葉になってはじめて認識できるものだ。
わたしは矛盾のなかを彷徨っている。
いつも矛盾の中にいて、矛盾してると思いながら、ただ流されていくことを、これでいいのかと自問自答しながら、結局抗うこともできずに。
それでもなにかできることはないのか。
足掻けば足掻くほど深みにはまっていくのに
人のことなんてどうすることもできない。
とわかっていながら。
それでも信じたい。